日本にファンクショナルトレーニングの考えがでてきたのは2000年頃からです。
ファンクショナルトレーニングは、無数の方法があり個人に合ったトレーニングを提供することができます。
ファンクショナルとは「機能的」という意味になります。
ファンクショナルトレーニングとは、身体を機能的に動かせるようになる為のトレーニングと言えます。
では、具体的にどのようなトレーニングがファンクショナルトレーニングなのでしょうか。
ファンクショナルトレーニング=機能的なトレーニング
ファンクショナルトレーニングと言うと一般的に認識されているのが、通常のトレーニングにバランス要素をプラスしたトレーニングになるかと思います。
しかし、ファンクショナルトレーニングの定義は非常に難しいと思います。
例えば、バランス要素をプラスするという考え方だと、バランスボールやバランスディスク等を使った不安定トレーニングがファンクショナルトレーニングになります。
この考えだと通常のスクワットは、ファンクショナルトレーニングではないということになってしまいます。
ですが、私はスクワットはファンクショナルトレーニングだと思います。
スクワットは、しゃがんで立ち上がる動作です。
これは日常生活で誰もが行う動作であり、非常に重要なトレーニングになります。
スクワットをすることで立ち上がる為に必要な能力を養うことができます。
これは全ての人にとって必要な動作ではないでしょうか。
ファンクショナルトレーニングのポイントは「何の為の機能を向上させるか」です。
つまり、「個人の目的に合わせた身体を作る為に何をするのか」
この考え自体がファンクショナルトレーニングだと思います。
ファンクショナルトレーニングは、新しいトレーニングと思われがちかもしれません。
ですが、ファンクショナルトレーニングは、決して新しいトレーニング法ではありません。
昔から行っている古典的なトレーニングもファンクショナルトレーニングと言えます。
厳密に「これがファンクショナルトレーニング」「これはファンクショナルトレーニングではない」と分けることもできません。
トレーニングで重要なのは、「自分の目的を達成するために必要なトレーニングをしているのか」です。
個人の目的に応じたトレーニングをしていれば、どんなトレーニングであろうとそれはファンクショナルトレーニングになります。