本文へスキップ

Ideal Body Design アイデアル ボディ デザイン

お問い合わせ・ご予約はコチラ

神奈川県横浜市旭区

基礎栄養学

栄養学とは?
栄養学で言う栄養とは、食物として栄養素を摂取してその成分をエネルギー源や体成分(身体の構成成分)として利用することを言います。一般的に使われる栄養とは少し意味が異なります。
栄養学とは、栄養素の分類や働き、各栄養素の消化・吸収、体内での代謝、老廃物の排泄について学ぶ学問です。代謝とは、体内での化学変化のことを言います。
摂取した栄養素がエネルギーに変化することや身体の構成成分として変化することを代謝と言います。

五大栄養素
炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルを五大栄養素と言います。

糖質…エネルギー源
脂質…エネルギー源や体成分
タンパク質…体成分やエネルギー源
ビタミン…代謝を調整
ミネラル…代謝を調整

三大栄養素
五大栄養素の内、糖質、脂質、タンパク質を三大栄養素と言います。
これらは、私たちが生きる為に必要なエネルギー源である※ATPを生成することが可能な栄養素です。
※ATPとはアデノシン三リン酸のことで私たちのエネルギー源です。

・熱量1g当たり 1kcalは水1リットルを1℃上昇させるのに必要なエネルギー

 糖質、タンパク質…約4kcal 脂質…約9kcal


炭水化物とは?

糖質と食物繊維のことを炭水化物と言いますが一般的に炭水化物と言えば糖質のことを指します。
炭素(C)と水(H2O)の化合物なので炭水化物と言います。

●糖質の種類

・単糖類…これ以上加水分解できない糖質

・二糖類…単糖類が2個結合した糖質

・オリゴ糖…単糖類が3~9個結合した糖質

・多糖類…グルコースが多数結合した糖質

糖質について詳しく


脂質とは?

水に溶けない高エネルギー物質の総称です。

●脂質の種類

・トリアシルグリセロール(トリグリセリド、中性脂肪)…脂肪といえばトリアシルグリセロールを指す

・脂肪酸…脂質を構成する成分

・リン脂質…水に溶ける脂質

・コレステロール…エネルギー源にならない脂質で細胞膜やホルモンの材料になる

脂質について詳しく


タンパク質とは?

糖質と脂質と違い窒素(N)を含み、アミノ基(NH3)とカルボキシル基(COOH)を含んでいます。
20種類のアミノ酸で構成されています。

●アミノ酸

・必須アミノ酸…体内で合成できない9種類のアミノ酸

・非必須アミノ酸…体内で合成可能な11種類のアミノ酸

・ペプチド…2個以上のアミノ酸がペプチド結合したアミノ酸

・タンパク質…アミノ酸が50個以上ペプチド結合したアミノ酸、ポリペプチド

タンパク質について詳しく

消化と吸収
消化とは、口から食べた食物が細かく砕かれて消化酵素の働きによって体内に吸収できる大きさまで分解することです。消化によって小さい分子に分解された食物を体内に取り込むことが吸収です。
栄養素はそのままで体内に取り込めないので消化する必要があります。
糖質、脂質、タンパク質は、最終的に最小単位である単糖類、グリセロール、脂肪酸、アミノ酸にまで分解されます。食物繊維は、人間の消化酵素で分解できないので消化されずに大腸に送られそのまま排泄されます。

糖質 → 単糖類
食物繊維 → 消化されずに排泄
脂質 → モノアシルグリセロールと脂肪酸、2~3割がグリセロールと脂肪酸
タンパク質 → アミノ酸

消化吸収が良い食物とは?
分子が小さく消化をあまり必要としない食物が消化吸収が良い食物です。
糖質、脂質、タンパク質の中で一番消化吸収が良いのは糖質です。
脂質とタンパク質は糖質に比べ消化に時間を必要とします。脂質が最も消化に時間が必要です。
より消化に時間が必要な脂質とタンパク質は胃腸に負担がかかるとも言えます。

体内代謝
小さい分子に消化されて吸収された食物は体内で代謝されます。
代謝とは、生体内での化学変化のことで吸収した栄養素をエネルギー源に変えたり身体の構成成分に変えたりすることです。


糖質

食後の糖質の流れ
小腸で吸収 → 肝臓 → 血液中 → 血糖値上昇 → インスリン分泌 → エネルギー源

フルクトース(果糖)とガラクトースは肝臓でグルコース(ブドウ糖)に変換されます。
血糖値が上昇すると満腹中枢が刺激されます。
インスリンの働きにより血液中のグルコースを細胞内に取り込みエネルギー源として利用します。
筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えられ余剰糖質は中性脂肪に変換され体脂肪として蓄えられます。

糖質の体内代謝について詳しく


脂質

食後の脂質の流れ
小腸で吸収 → リンパ管 → 血液中 → エネルギー源、中性脂肪、ホルモンの材料など

エネルギー源やホルモンの材料になる他、余剰糖質は体脂肪として蓄えられます。

脂質の体内代謝について詳しく


タンパク質

食後のタンパク質の流れ
小腸で吸収 → 肝臓 → 血液中 → タンパク質合成促進、エネルギー源など

アミノ酸はインスリンの働きによって取り込みが促進されてタンパク質の合成促進・分解抑制に働きます。
糖質と一緒に摂るとタンパク質の分解を抑えられます。
体内の糖質が不足しているとアミノ酸がグルコース(ブドウ糖)に変換されます。
余剰タンパク質は体脂肪として蓄えられます。

タンパク質の体内代謝について詳しく


お問い合わせ
>>お問い合わせはコチラをクリック<<