筋肉は使えば鍛えることができますが使わないでいると衰えていきます。
例えば、怪我をしてギブスで固定したとします。
ギブスで固定されるとそこの筋肉を使えない状態になり
数ヶ月後、怪我が治りギブスを外すと別人のように筋肉がやせ細って衰えてしまいます。
怪我が治った後、元の筋肉の状態に戻す為に長いリハビリ生活をしなければいけません。
衰えた筋肉を元の状態にするにはかなりの労力と時間がかかります。
個人差はもちろんありますが、一般的に入院していた期間の3倍以上かかると言われています。
仮に4ヶ月入院していのであれば、元の状態に戻るまで少なくとも1年以上リハビリをする必要があります。
一度衰えた筋肉を戻すのはとても大変なことなので筋肉の衰えを少しでも防ぐことが大切と言えます。
そこで「ストレッチ」が有効になります。
ストレッチは、筋力低下(筋肉の衰え)の防止に役立つ
筋力低下を予防するには運動をすることが一番良いのすが、ストレッチでも筋力低下を予防することができます。
ストレッチは、筋肉を引き伸ばす行為です。
筋肉を引き伸ばす物理的な刺激は筋肉を緩める効果以外にも筋力低下を抑制することができるのです。
筋肉をある程度伸ばしていくとこれ以上伸びないように抑制がかかり、この状態は筋力を発揮している状態になります。
ただ抑制できると言っても、完全に筋力の低下を防げるわけではありません。
筋力低下を防ぐのは運動が一番効果があります。
怪我をした時、運動はできませんがストレッチ程度なら可能という場合は、是非ストレッチを行うと良いです。
ストレッチをした場合としない場合では、筋力低下の差に違いがでます。
ストレッチによって筋力低下をある程度防ぐことができるので、その後のリハビリの時間も少なく済みます。
ストレッチによる筋力低下の防止は、怪我をした時だけではなく普段運動不足の方にも有効です。
加齢による筋力低下は誰でも起こりますが、普段からストレッチをしていればある程度防ぐこともできます。
歩いたり、筋トレはちょっと…と思う方はストレッチだけでもやってみるのも良いかと思います。
ただ先ほど話した通りストレッチだけでは十分ではないのでやはり運動は必要になります。
毎日でなくてもなるべく歩くようには心がけましょう。