近年、「ショートスリーパーになれば人生の時間が増える」「睡眠は削れる」という情報がSNSや一部の動画で広まっているようです。
ですが、科学的に見るとショートスリーパーは特殊な遺伝子を持つごく一部の人だけが可能な生活スタイルで、多くの一般の人が睡眠を削ってしまうと、脳と精神に深刻な悪影響が出ます。
結論から言えば、トレーニングをしてもショートスリーパーにはなれません。
必要な睡眠時間は遺伝子でほぼで決まっているので、なろうと思ってなれるものではありませんので、マネはしなようにしましょう。
この記事では、睡眠不足が引き起こす具体的な症状と、なぜショートスリーパーがそもそも無理なのかを解説していきたいと思います。
ショートスリーパーは遺伝で決まる
まず大前提として、ショートスリーパーは「努力でなるものではない」という点です。
研究では、DEC2遺伝子など特定の遺伝子変異を持つ人だけが、短時間睡眠でも脳機能を維持できることが分かっています。
なので、ほとんどの人は6〜8時間の睡眠が必要で、睡眠を削ると脳の修復が追いつかなくなり、慢性の脳疲労が蓄積してしまいます。
【人格崩壊】睡眠を削ると起きる危険な症状
- 感情の制御ができなくなる(怒り・涙・攻撃性の増加)
睡眠不足は、脳の「扁桃体」が過剰に反応するようになり、怒りっぽくなる・イライラする・些細なことで攻撃的になるといった症状が出ます。 - 判断力の低下 ― 仕事・人間関係のミスが増える
睡眠不足は前頭前野の働きを弱め、判断力・計画力・注意力が大幅に低下します。
その結果、仕事のミスが増える、約束を守れなくなる、誤った決断を繰り返すといった「人格が変わったような行動」が増えます。 - 被害妄想・過敏反応が強くなる
慢性的な睡眠不足は、他人の言動を悪意として受け取る傾向を強めます。
心理学では「ネガティビティバイアス」が強化される状態で、人間関係のトラブルが増えやすくなります。 - 集中力の崩壊 ― 何も手につかなくなる
睡眠不足は「注意の持続」が極端に弱くなり、作業が続かない・気が散る・集中できないといった状態になります。
これは脳のエネルギー不足が原因で、短時間睡眠を続けるほど集中力は壊滅的に低下します。 - 身体症状(免疫低下・動悸・頭痛・目の異常)
睡眠不足は身体にも深刻な影響を与えます。
免疫機能の低下、動悸や息苦しさ、頭痛・めまい、目の焦点が合わないなどの身体症状が表れています。
なぜ人格が崩壊するのか?
● 睡眠は脳の修復時間
睡眠中、脳は以下のことを行っています。
- 記憶の整理
- 感情の調整
- 老廃物の除去
- ホルモンバランスの調整
睡眠を削るということは、脳の修復時間を奪う行為になり、人格の土台が崩れていくのは当然の結果と言えます。
ショートスリーパーを目指すと危険な理由
- 遺伝的に不可能
特殊な遺伝子を持つ人以外は、短時間睡眠に適応できません。 - 慣れではなく“壊れていく”だけ
「慣れた」と感じるのは、脳が疲労を自覚できなくなっているだけです。 - 人格・仕事・健康すべてが崩壊する
睡眠不足は、精神・身体・社会生活すべてに悪影響を与えます。
正しい睡眠を確保するポイント
- 毎日6〜8時間の睡眠を確保する
- 寝る前のスマホ・カフェインを控える
- 寝室の温度・光環境を整える
- 休日も同じ時間に起きる
- 過度な睡眠削減をしない
「睡眠は削るものではなく、投資するもの」です。
まとめ:ショートスリーパーは幻想
ショートスリーパーは遺伝的にごく一部の人だけが可能で、一般の人が睡眠を削ると、怒り・判断力低下・被害妄想・集中力崩壊・身体症状が確実に起きてきます。
睡眠は人生の土台であり、削るほど人生の質は下がってしまいます。
ショートスリーパーは、トレーニングしてなれるものではありませんので、毎日十分な睡眠を取るようにしましょう。

