6月を迎えて本格的な梅雨の時期になると、雨の日が多くなり日差しが遮られます。
天候が優れない日が続くと、なんとなく気分までどんよりと暗くなってしまうことも多いかと思います。
そのような時期だからこそ、心も身体も明るく元気に過ごせるような前向きな生活習慣を心がけることが大切です。
5月下旬頃から7月頃にかけての初夏の季節に、多くの人が悩まされる「心身の不調」。
これは「梅雨ダル」と呼ばれています。
この記事では、梅雨ダルの原因やセルフチェック法、コンディションを整える栄養素、そしてこの時期に最適な旬の食材「鮎(アユ)」の健康効果について解説していきたいと思います。
よろしければ参考にしてみてください。
6月の体調不良「梅雨ダル」が起こる原因とセルフチェック
梅雨ダルが起こる原因とは?
梅雨の時期は天候の移り変わりが激しく、気圧・湿度・気温といった気候の要素が日々大きく変動します。
私たちの身体は、これらの急激な環境変化に一生懸命適応しようとしますが、変化が大き過ぎると身体がついていけなくなってしまいます。
このように、気候の変化に身体が上手く適応できないことによって、自律神経が乱れ、様々な不調(梅雨ダル)が引き起こされてしまいます。
「梅雨ダルのセルフチェック」
知らないうちに梅雨ダルに陥っていないか、現在のコンディションを把握する為に以下の項目をチェックしてみましょう。
- 朝、布団から起き上がるのがツラいと感じる
- 睡眠時間はしっかり確保したはずなのに、1日中頭がボーっとしたり眠気が取れなかったりする
- 手足や顔のむくみが気になっている
- いつもと比べて、肩こりや頭痛の症状がひどいように感じる
- めまいや立ち眩み、あるいは耳鳴りがよく起こる
- これといった明確な理由もないのにイライラしたり、気分が落ち込んだりする
チェック結果の目安
上記の項目のうち「2つ以上」にあてはまった人は、現在、身体が少しバテ気味(梅雨ダル状態)になっている可能性があります。
ですが、チェックが多くついたからといって過度に不安になる必要はありません。
その身体のダルさは、梅雨ならではの激しい天気の変化に対して、身体が一生懸命についていこうと必死に適応しようとしている証拠でもあります。
本格的な体調不良に陥ってしまう前に、今すぐ適切な食事や生活習慣の対策をはじめましょう。
【お悩み別】心身のコンディションを整える食事とおススメ栄養素
私たちは日常生活の中で、季節の急激な変化だけでなく、仕事や人間関係など様々な場面でストレスを抱えています。
これらに対抗して心身のコンディションを整えるには、毎日の食生活を見直し、自分自身の状態に合わせた栄養素を意識して積極的に摂ることが極めて重要です。
日常で起こりがちな4つの気になる不調やお悩み別に、摂取すべき食品と栄養素、その働きをまとめました。
| お悩み・不調 | 必要な栄養素 | 栄養素の具体的な働き | おすすめの食品例 |
| ① 疲労が気になる | ビタミンB1 クエン酸 | 体内のエネルギー代謝を活性化させ、疲労回復を促す。 | 豚肉、玄米、かんきつ類など |
| ② ストレスを感じるとき | ビタミンC たんぱく質 | ストレスと戦う為に体内で分泌される物質「コルチゾール」の合成を促す。 | ブロッコリー、キウイ、肉類、魚類、卵類など |
| ③ 肌荒れに悩んでいるとき | ビタミンA、C ビタミンB群 | 皮膚の細胞が新しく生まれ変わる「ターンオーバー」の周期を正常に整える。 | レバー、いちご、納豆など |
| ④ 不眠・寝付きが悪いとき | トリプトファン | 質の良い睡眠に不可欠な睡眠ホルモン「メラトニン」を合成する材料となる。 | バナナ、乳製品、肉類など |
日々の暮らしの中で心身の不調やトラブルのサインがあれば、これらの食品を普段のメニューへ意識して取り入れてみてください。
香りを食べる魚「鮎(アユ)」の魅力と夏を乗り切る優れた栄養効果
初夏から夏にかけての季節に、食事に取り入れたい代表的な旬の食材が「鮎(アユ)」です。
鮎はその高貴な特徴から、別名「香魚」とも呼ばれています。
日本国内のきれいな清流に生息し、岩肌に生える良質なコケ(藻類)を主食として食べて育つので、川の澄んだ香りをそのまま身にまとったかのような、独特で爽やかな風味を持っています。
鮎には「二度の旬」がある!時期に応じた楽しみ方
鮎の大きな魅力は、1年のうちに「二度」も旬の時期を迎え、季節の移り変わりによって異なる味わいを楽しめる点です。
● 初夏の鮎(6月~7月)
- 特徴
まだ若くてサイズも小さめですが、身が非常にやわらかいのが特徴。
香りがもっとも澄んでおり、軽やかで爽快な風味を楽しめます。 - オススメの食べ方
塩焼き(澄んだ香りとやわらかな身をシンプルに味わうのに最適です)
● 盛夏から初秋の鮎(8月~9月)
- 特徴
川のコケをふんだんに食べて立派に大きく育ちます。
肉厚で脂が乗り、味がぐっと濃く深みをおびてきます。
卵を蓄えた「子持ち鮎」も市場に出回ります。 - オススメの食べ方
甘露煮、天ぷら(味が濃く魚体がしっかりしているので、じっくり煮込む調理やサクッとした食感の揚げ物が最適です)
夏バテ・梅雨ダルに効く!鮎の主な栄養素と働き
鮎には健康維持に役立つ様々な栄養素がバランスよく豊富に含まれています。
特に注目すべき3つの成分の働きは以下の通りです。
- ビタミンA
皮膚や粘膜を健康な状態に維持・保護する極めて重要な働きがあります。
夏の強い紫外線によってダメージを受けやすい肌をしっかりと守ってくれる心強い成分です。 - DHA(ドコサヘキサエン酸)& EPA(エイコサペンタエン酸)
青魚の油に多く含まれることで有名な「不飽和脂肪酸」の一種です。
滞りがちな血液の流れをスムーズにし、血流を改善する高い効果があります。
全身に酸素や栄養が行き渡ることで、身体のだるさや蓄積した疲労感を軽減させます。
厳しい暑さで身体が重く感じられたり、バテやすくなったりする時期のコンディション維持に優れた効果を発揮します。
鮎が川を元気に上り始める姿は、古くから本格的な夏の訪れを告げる風物詩として親しまれてきました。
季節の味わいを楽しみながら体調を整える為に、日々の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。
