骨粗鬆症を防ぐ「骨トレ」|ジャンプ×筋トレが効果的な理由

かける女性 健康

骨密度は20代をピークに徐々に低下していきます。
特に女性は。閉経に伴うエストロゲンの急激な減少によって骨の代謝バランスが崩れ、骨密度を低下させて骨を脆くしてしまいます。
閉経後の約10年間で骨量が約2割減少することもあります。
骨粗鬆症を予防して骨を強くするには。 ジャンプや筋力トレーニングなどによる物理的刺激(負荷)が有効です。

この記事では、骨粗鬆症予防に最適な運動メニューから、ジャンプが骨に効く根拠まで解説していきたいと思います。
よろしければ参考にしてみてください。

なぜ「運動」が骨粗鬆症予防に欠かせないのか

骨は生きた組織で、古い骨を壊す「破骨細胞」と新しい骨を作る「骨芽細胞」が入れ替わる「リモデリング」を常に繰り返しています。

骨に伝わる“衝撃”がスイッチになる

骨を強くするにはカルシウムを摂ればいいと思いがちですが、カルシウムを摂るだけでは骨は強くなりません。
骨に「荷重(メカニカルストレス)」をかけること が必要です。
骨に力が加わると、骨内部で微弱な電流(圧電現象)が発生し、それが骨芽細胞を活性化させる合図になります。
逆に、宇宙飛行士が無重力空間で骨密度を急速に失うように、刺激がないと骨はどんどん弱くなってしまいます。

筋肉が伸び縮みする際、骨膜を引っ張る力が働きます。
この「牽引刺激」も骨形成を促すのにとても重要になります。

骨を強くするには「重力による衝撃(ジャンプ)」と「筋肉による牽引」の両方が必要です。

骨トレ:ジャンプ運動の驚くべき効果

ジャンプ運動は効果的に骨に刺激を与えてくれます。
骨密度を効率よく高める運動として、ジャンプは多くの研究で高い効果が示されています。

なぜジャンプが良いのでしょうか?

骨形成の刺激の強さを示す指標では、以下のように評価されています。

  • ウォーキング:低い
  • ジョギング:中程度
  • ジャンプ:非常に高い

骨を強くするには、ゆっくりした負荷よりも速くて強い負荷が効果的です。
着地時には体重の数倍の衝撃がかかり、これが骨に強い刺激となります。

初心者向け:ジャンプ運動のステップ

無理なジャンプは、当たり前ですが禁物です。
以下のステップで段階的に進めてみましょう。

1. かかと落とし(簡易ジャンプ)
つま先立ちになり、かかとをストンと落とす
1日10~30回

2. ミニジャンプ
数センチ浮く程度の軽いジャンプ
10回×3セット

3. 縄跳び(本格ジャンプ)
膝に問題がなければ骨トレにも最適です。
リズミカルな衝撃が全身の骨を刺激します

骨密度を守る!部位別トレーニングの一例

女性

骨粗鬆症で特に折れやすいのは、背骨(椎体)・太ももの付け根(大腿骨近位部)・手首 の3ヶ所です。
これらに加えて、腕の付け根(上腕骨近位部)も多く、これらを合わせて「骨粗鬆症の4大骨折」と呼ばれることもあります。

  • 下半身を鍛える「スクワット」
    大腿骨を刺激し、転倒予防に必要な下半身全般の筋力を高めてくれます。
    方法
    脚を肩幅に開きます。
    背中が丸くならないようにしてお尻を後ろに引くように腰を下ろします。
    しゃがむ際は膝とつま先は同じ方向にし、膝がつま先より前に出ないるようにします。
    10~15回×3セット
  • 背骨を支える「バックエクステンション」
    背骨の圧迫骨折予防に重要な背筋を鍛えます。
    方法
    うつ伏せで上半身をゆっくり反らします。
    反らし過ぎてしまうと痛めてしまうので、反らし過ぎには注意しましょう。
  • バランス能力を高める「片脚立ち」
    転倒予防は骨折予防の最重要ポイントになります。
    片脚でしっかりと立てる能力を鍛えてくれます。
    方法
    片足を5cmほど上げて1分キープします。
    左右1分ずつで、50分のウォーキングに匹敵する負荷が大腿骨にかかるとも言われています。

【年代別】骨粗鬆症予防ロードマップ一例

年代骨の健康目標推奨される具体的な運動期待される効果
20〜30代最大骨量を高める高強度ジャンプ、筋トレ、各種スポーツ若いうちに貯金を増やすように、骨密度を最大化させる。
40〜50代骨密度の減少を抑えるジョギング、スクワット、かかと落とし加齢による減少スピードを緩やかにし、骨の質を維持する。
60代〜転倒予防・現状維持ウォーキング、片足立ち、ストレッチ筋力とバランス能力を養い、骨折の原因となる転倒を防ぐ。

運動効果を高める「栄養」の基本

運動だけでは骨は作れません。
骨を作るには、その材料が必要です。
炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素をバランス良く摂取することが大前提ですが、特に意識したいのがカルシウム、ビタミンD、K、タンパク質です。

1. カルシウム(材料):乳製品、小魚、大豆製品、小松菜
2. ビタミンD(吸収促進):鮭、きのこ類、日光浴
3. ビタミンK(定着):納豆、緑黄色野菜
4. タンパク質(骨の土台):肉、魚、卵

注意
加工食品に多いリンやアルコール・カフェインの過剰摂取はカルシウム排出を促すので摂り過ぎには注意しましょう。

安全に運動する為の注意点

  • 痛みがある場合は医師に相談
  • 継続が最重要:週2〜3回、まずは3ヶ月
  • 靴選びは慎重に:クッション性のあるシューズを使用

まとめ:今日から始める「骨のアンチエイジング」

骨粗鬆症は症状が出るわけではないので、折れるまで気づきにくいものです。
ですが、骨は「ジャンプ」や「筋力トレーニング」による物理的な刺激を与えることで、何歳からでも強くすることができます。
未来の自分の為に今日からできることを始めてみませんか?
「かかと落とし30回」そんな小さな習慣が、一生自分の脚で「歩ける自由」を守る為の大きな一歩になると思います。

この記事の監修者・執筆者
パーソナルトレーナー兼整体師
和泉 大樹(イズミ ダイキ)

2012年から横浜市を中心に個人で訪問型の出張パーソナルトレーナーとして活動しています。トレーニングだけでなく、ストレッチに整体、食事や生活習慣のアドバイスもしています。体験も受け付けておりますので、興味のある方はお気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。

~保有資格~
・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー)
・JATI-ATI (日本トレーニング指導者協会認定 トレーニング指導者)
・スポーツプログラマー(日本スポーツ協会認定)
・ACCA公認 アスレティックコンディショニングコーチ アドバンス
・YMCメディカルトレーナーズスクール 整体療術科 卒業
・健康管理士上級指導員(日本成人病予防協会認定)
・ヘルスケアアドバイザー(日本チェーンドラッグストア協会認定)
etc.

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