頭痛は日常的に誰でも経験をしたことがあるかと思います。
一言に頭痛と言っても種類があってそれぞれ対処法が異なります。
対処法を間違えてしまうと頭痛が良くなるどころか反対に症状を悪化したりもしてしまいます。
また、くも膜下出血や脳出血などは一刻も早く治療を受ける必要があるので急性の頭痛は注意が必要です。
多くの人が経験すのは、急性の頭痛ではなく慢性の頭痛になると思います。
年間を通じて同じような頭痛が起こるものがいわゆる慢性頭痛になります。
慢性頭痛にも種類があり代表的なものとして偏(片)頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛があります。
頭痛は、頭蓋骨の内外にある血管や筋肉、神経が刺激を受けて起こるのですが、何が原因で頭痛を起こしているのかによって対処法が異なります。
温めた方がいいのか、それとも冷やした方がいいのか
頭痛の原因によっては対処法が逆になる場合があるのでしっかりと頭痛の種類を見極めることが大切です。
◆原因
血管が拡張して神経を刺激
◆
症状
月に数回、頭痛を繰り返し、数時間~長くて3日
片側、もしくは両側がズキンズキンと脈を打つように痛む
吐き気を伴うこともあり音や光にも敏感
動くと痛みが強くなる
◆
対処法
偏頭痛の原因は血管が拡張し周辺の神経を刺激して起こります。
痛みを和らげるには、拡張した血管を収縮させることです。
偏頭痛は、冷やすと痛みを和らげることができます。
ここで温めたり運動をしたりマッサージをしたりすると逆に痛みが強くなってしまいます。
偏頭痛の大きな特徴は、ズキンズキンと痛むのが特徴です。
片頭痛とも書きますが、必ずしも片側だけとは限りません。両側でも起こります。
脈を打つように痛む場合は、偏頭痛の可能性があります。
◆原因
血行が悪くなり血管内に代謝産物が溜まり神経を刺激
◆症状
同じような痛みがほぼ毎日
頭全体、後頭部、首筋が重たく痛む
動くと楽になる
めまいが伴うこともある
◆対処法
このタイプの頭痛は血管が収縮し血行が悪くなることで起こります。
おそらく多くの人が経験しているのが緊張型の頭痛かと思います。
血行不良でによって起こるので血行を良くしてあげると楽になります。
運動をしたりマッサージをしたり温めたりすると良いです。
デスクワークなど長時間同じ姿勢を取り続けている方は、特に起こりやすいです。
こまめに身体を動かすように意識をするだけでも予防になります。
長時間同じ姿勢をしなければいけない職業の人に起こりやすいです。
◆原因
視床下部が関係していて何かしらの原因で刺激を受けると頭部の三叉神経に痛みを感じる
◆症状
1~2ヶ月間ほぼ毎日決まった時間に1~2時間痛む
片方の目の奥が激しく痛む
激痛の為じっとしていられない
目が充血して涙や鼻水がでる
神経内科や脳神経外科に
◆対処法
このタイプの頭痛は、原因が頭部ではなく視床下部になります。
目の奥が激しく痛んで目が充血していたら病院で診てもらいましょう。
頭痛が起こる原因は、この他にも様々考えられます。
何か病気が隠れていることもあるので決して軽視しないようにしましょう。
急性の場合はもちろん激痛を伴う場合は一度病院で診てもらいましょう。