糖質制限は4倍早く体重が落ちるが長期的には変わらない
即効性のあるダイエットの方法に糖質制限があります。
今でも根強い人気があるかと思いますが、効果が早い代わりにリバウンド率がとても高い方法でもあるのです。
早く結果の出る方法は必ずと言っていいほどリバウンドをしてしまいます。
また、健康を害する危険もあるので個人的におススメはしません。
糖質制限を考えている方は今一度度考えてみましょう。
糖質制限の一番の魅力は、即効性があり手軽にできることかと思います。
実際に糖質制限は短期的にただ体重を落としたいだけなら非常に効果的なのは確かです。
カロリー制限でのダイエットよりも4倍くらいの早さで体重が落ちることも数ある研究から分かっています。
ですが、長期的に見た場合にはこの差はなくなります。
ダイエットは今後も体型を維持できてこそ成功です。
糖質制限は短期的に、ただ体重を落としたいだけならとても効果的かもしれませんが、ダイエットには効果的ではありません。
糖質制限は筋肉が減ってリバウンドしやすいし健康にも良くない
体脂肪の蓄積には、インスリンと言うホルモンが関係しています。
インスリンは糖質を摂取すると分泌されるのですが、体脂肪合成促進作用があります。
糖質を制限することでインスリンの分泌を抑えられるので体脂肪の合成を防げると考えられます。
ですが、糖質を制限すると筋肉の分解も促進させてしまいます。
筋肉の分解が促進されると代謝の低下を招いてしまうので結果的に太りやすい身体を作ってしまいます。
インスリンには、筋肉の合成促進作用もあるので制限すると筋肉の合成が妨げられてしまいます。
また、糖質は身体に必要な栄養素なので完全に食べないのは健康面にも良くありません。
アメリカの学会で糖質制限を長期行うことは、心疾患などのリスクを高めるとの報告もあります。
筋肉を合成させるには糖質が必要
糖質を摂取するとインスリンと言うホルモンが分泌されます。
インスリンにはタンパク質の合成促進作用があります。
ですので糖質を制限すると筋肉の合成を遅らせ分解を進めてしまうことになります。
糖質を制限している状態では、いくら頑張ってトレーニングをしても無駄になってしまいます。
実際に、トレーニング後にプロテイン(タンパク質)だけよりも糖質を一緒に摂った方が筋肉の合成が活発になると言われています。
また、糖質は直ぐに使えるエネルギー源です。
糖質は、体内にグリコーゲンとして筋肉や肝臓にある程度蓄えられています。
糖質制限によりグリコーゲンが枯渇してしまうと筋肉を分解し糖質を作ろうとします。
不足している糖質を筋肉を使って補うのです。
この現象は糖新生と言われています。
糖質制限は筋肉を分解し代謝の低下を招き、結果的にリバウンドの原因になります。
実際に糖質制限をされてリバウンドされる方は多いように思えます。
糖質は確かに肥満の原因になりますが必要な分だけ摂っていれば肥満になることはありません。
問題は摂り過ぎているからです。
食事はバランス良く摂りダイエットすることが大切です。