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健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

ダイエットは低糖質と低脂質どちらがいい?

鏡に映る引き締まった女性



低糖質、低脂質どちらが良いのかは自分の食生活によって違う

ダイエットをする際、低糖質と低脂質のどちらを考えるべきなのでしょうか。
どちらを選択するのが良いのか悩みどころかもしれませんが、どちらが良いと言うわけではありません。
まず糖質も脂質も身体にとっては重要な栄養素なので必ず摂取する必要があります。
糖質も脂質も1日の推奨量がありますのでどちらが良いかは今の自分の食生活によって違います。
もちろん全ての方に当てはまるかと言うとそうではないかもしれませんが、健康体であれば栄養素は推奨量を目安に摂取するのが望ましいです。
現在の食事が、糖質過多なら糖質を制限するべきですし反対に脂質過多なら脂質を制限するべきです。
大切なのはそれぞれの栄養素のバランスが整っているのかです。
糖質は1日の摂取カロリーの50~60%、脂質は20~30%、タンパク質15~20%が良いとされています。
この1日の必要な量と言うのは、安静時代謝を測定し推定した数値です。
とりあえずこれを1日の摂取カロリーの目安としてみましょう。

脂質は糖質より太りやすい

オイル糖質制限イメージ

脂質は糖質よりも太りやすいと考えられます。
即効性のあるダイエット法として糖質制限をしている方も多いかと思います。
その人たちの中には、脂質は太らないと思っている人もいるようですが脂質も摂り過ぎれば太ります。
糖質だろうが脂質だろうが摂り過ぎれば太りますし、糖質と比べて脂質は太りやすいとも言えます。
なぜならg単位でのカロリーは糖質と比べ約2倍以上あり、食事誘発性熱生産も糖質より少ないからです。
食事誘発性熱生産とは、食事をした際に消費するエネルギーのことです。
食事をすると体温が上昇するのを感じたことがあるかと思いますが、それは食事誘発性熱生産によるものです。
食事をする時もカロリーは消費しているのです。
食事で摂取した脂質は、分解されて吸収されますが利用されなかった分は、体脂肪として蓄えられていきます。
これは糖質でも言えることなのですが、糖質が脂質に変換する量は1日で決まっていたりしますが、脂質はそのまま体脂肪になります。
また、タンパク質も摂り過ぎれば太ります。
太る原因は、インスリンが分泌されるからと思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
インスリンには体脂肪の合成を促す作用がありますが、必ずしも太る原因になるわけではありません。
本来インスリンの働きは体脂肪を合成することではなくて、糖質をエネルギーとして利用する為に細胞内に取り組むことです。
また、インスリンにはタンパク質の合成も活発にしてくれるので筋肉の分解抑制にも働きます。
要は、必要量を超えていないかどうかが重要なのです。
現在の日本では糖質は手軽に摂れてしまうので過剰摂取にならないように注意は必要です。
多くの人が糖質過多になっている可能性が高いので、そういう人たちにとっては糖質制限が効果を発揮するでしょう。

太るかどうかは、カロリー収支によって決まる

どんな方法であれ太るかどうかはカロリー収支によって決まります。
ダイエットをしたいのであれば、食べる量を気にしないといけません。
ですが、カロリー計算は難しく現実的ではありません。
ですのでカロリーよりも栄養バランスが整っているかどうかを最優先に考えてみましょう。
栄養のバランスを整えることで代謝が円滑になりエネルギーを消費しやすくなります。
バランスを整えるだけで自然と食べる量も抑えられたりもしますし、自然とダイエットに繋がったりもします。
何かを制限するのではなく食事は量と栄養バランスを考えて食べることが大切です。
糖質過多の食生活をしているのであれば糖質を控えて、脂質過多の食生活をしているのであれば脂質を控える
ようにしましょう。
糖質、または脂質を制限することが良いとは限りません。
今の食生活を見直して栄養バランスがどうなっているのか確認し食生活を改善しましょう。