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神奈川県横浜市旭区

糖尿病に対する運動の効果、インスリンの感受性が高まる

ジムで自転車を漕ぐ女性

糖尿病とは?

生活習慣病で現代の多くの人が糖尿病予備軍と言われています。
糖質を過剰に含む食事を普段からしていると体内の糖質が余って、血液中に糖質であるブドウ糖が溢れている状態が糖尿病です。
血液中の糖質は血糖値で知ることができます。
空腹時血糖値は80〜90mg/dLが一般的です。
40歳以上を対象とする特定健診では、空腹時血糖値100mg/dL以上を特定保健指導の対象としています。
空腹時血糖値が110mg/dL以上となるとメタボリックシンドローム、いわゆるメタボの基準に該当してしまいます。
空腹時血糖値が高くなってもほとんどの場合、自覚症状はありませんので気付かないことが多いです。
空腹時血糖値が126mg/dL以上となると糖尿病の診断基準になります。
126mg/dL未満でも空腹時血糖値が110〜125mg/dLの人は「境界型」と呼ばれていて、これがいわゆる糖尿病予備群の状態です。
糖尿病は、血糖値が高いだけで症状はなく、痛くも痒くもないことがほとんどです。
ですが、合併症として様々な病気を引き起こすことも多い病気でとても危険です。
血糖値が高い状態が続くと細胞が傷つき失明や腎不全、足の切断などにも繋がってしまいます。
糖尿病は、合併症が非常に怖い病気なのです。
一言に糖尿病と言っても一型糖尿病、二型糖尿病に分けることができます。
ほとんどの人が生活習慣が原因となる二型糖尿病になります。

一型糖尿病とは?

膵臓から分泌されるインスリンが何らかの疾患により分泌されなくなりインスリンが不足している状態です。
定期的にインスリンを注射する必要があります。

二型糖尿病とは?

過食と運動不足などの悪い生活習慣によってインスリンの必要量が高まり相対的にインスリンが不足になっている状態です。中高年移行に発症する糖尿病では、この二型が95%と圧倒的に多いとされています。
二型糖尿病の原因は生活習慣です。

糖尿病に対する運動療法

糖尿病患者には、食事療法と運動療法があります。
食事療法では、糖質を控えた食事で低糖質食になります。
糖尿病の原因は、過剰な糖質摂取なので糖質を控えることが大事となります。
低糖質食や糖質制限食はダイエット法として流行っていたりしていますが、糖質制限は元々糖尿病患者の為の食事療法です。
健康な方のダイエット法ではありません。
一般的に糖尿病患者には、食事療法をベースにしますが運動療法もあります。
糖尿病に対する運動の効果としては、運動により血中のブドウ糖(グルコース)が使われるので血糖値を下げてくれます。
また、運動をすることでインスリンに対する感受性が高まります。
感受性が高まると同じインスリンの量でも血糖値を下げやすくしてくれます。
これらの効果は筋力トレーニングよりウォーキングなどの有酸素運動が効果的とされています。
運動時間も長いとより効果が大きいとされています。
このように運動には、糖尿病の予防や改善に効果が期待できますので普段から運動をすることが大切と言えます。
ただ、運動療法ができるのは予備軍の方や軽度の場合になるかと思います。
糖尿病予備軍の方は、積極的に運動をして糖尿病にならないようにすることが大切です。
膵臓が疲弊しインスリンの分泌されなくなってしまうともう二度と戻ることはないとされています。
注射をするようになってしまったら一生することになってしまうのです。

お医者さんの指示に従いましょう

糖尿病は自分の判断で行わずにお医者さんの指示に必ず従いましょう。
お医者さんが運動はNGと言っていればしてはいけません。
OKと言った場合は、どの程度なら良いのか詳しく聞いて必ずお医者さんの言ったこと守るようにしてください。
自己判断はしないようにしましょう。



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