運動をすると血流が良くなりエネルギー代謝を高めてくれます。
太るかどうかは、最終的にカロリー収支によって決まります。
摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。
消費カロリーが摂取カロリーよりも上回ればやせていきますし、消費カロリーよりも摂取カロリーが多ければ太っていきます。
ダイエットをするにはカロリー収支を考える必要があり、運動はやせやすい身体を作ってくれます。
やせやすい身体とは、代謝が良く消費エネルギーが高い身体のことです。
代謝を決める要因は、ホルモンや食事内容など様々考えられますが、その一つに運動があります。
運動をすると血流が改善し代謝が高くなりエネルギーをより消費してくれます。
また、普段使わない筋肉を使うことによって筋肉量が増えればより代謝を高めてくれます。
ダイエットと言うとウォーキング等のいわゆる有酸素運動を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は有酸素運動よりも筋力トレーニングの方が効率よくダイエットを進められます。
その理由は、運動後過剰酸素消費量(EPOC)にあります。
運動をすると内分泌系に刺激がいき代謝が活発になりエネルギー消費量が増えます。
運動中はエネルギー代謝が良くなるのは誰でも知っているかと思いますが、代謝が促進されている状態は運動中だけに起こるのではなく実は、運動後にも起こっています。
これを運動後過剰酸素消費量(EPOC)と言います。
運動後は代謝促進が促され脂肪燃焼も促進されている状態になります。
運動後もしばらく体温が高い状態た続くかと思いますが、あの状態は代謝が活発になっている証拠で脂肪燃焼も促されています。
運動後の代謝促進は、低強度の運動よりも高強度の運動がより高くなります。
一般的に言うウォーキングやランニングなどの有酸素運動は低強度の運動になります。
高強度の運動とは一般的には筋力トレーニングのような運動で筋肉に強い刺激が行く運動です。
運動中の脂肪燃焼は有酸素運動の方が高いかもしれませんが、運動後の脂肪燃焼は高強度の運動の方が高くなります。
運動後の代謝促進は、しばらく続き何時間も続くことも確認されているようです。
筋力トレーニングは、運動後の代謝促進が促されてより脂肪燃焼も促されている状態になります。
このことからも筋力トレーニングはダイエットに効果的と言えるのです。
筋力トレーニングをして筋肉がつけば。ダイエット効果はより一層期待できるようになります。
運動中に脂肪が燃焼しやすいのは有酸素運動ですが、運動で消費カロリーを増やすのはなかなか大変なことです。
有酸素運動は、やればやるほど消費カロリーも増えてやせる可能性は高くなります。
ですが、やり過ぎてしまうと反対に太りやすくなる可能性もあるのでやり過ぎには注意が必要です。
有酸素運動は、筋肉を細くさせて身体をエネルギー節約型にしてしまいます。
毎日、有酸素運動をしてエネルギーを消費している状態になると身体はエネルギーを節約しようとします。
これは生理反応で日常であまりエネルギーを消費しないようにするのです。
さらに有酸素運動は筋肉を細くしてしまい、ますますエネルギーを消費しないようになります。
筋肉が太いとエネルギーを消費してしまい有酸素運動に適した身体にはなりません。
有酸素運動は燃費の良い身体を作ることになり、少ないエネルギーでも生活できるようになっていきます。
なので有酸素運動でやせた場合、止めてしまうとリバウンドの可能性も高くなります。
マラソンランナーがオフ期に太ってしまうのは、この為です。
ダイエットで有酸素運動を行う場合は注意して行うようにしましょう。
そこでおススメなのが筋力トレーニングです。
ダイエットに有効な運動は、有酸素運動よりも筋力トレーニングと思って良いかと思います。
有酸素運動よりも筋力トレーニングの方が効率的にダイエットを進められますしリバウンドも防げます。
もちろん有酸素運動も筋力トレーニングと一緒に適度に行えばより効果的ですが、どちらかを優先させるなら筋力トレーニングをしましょう。
筋力トレーニングは週2~3回程度行えば良いので継続もしやすいのではないでしょうか。
時間があれば有酸素運動もすると言う考えで良いかと思います。