朝早く起きて運動をしている人も多いと思います。
朝一だと脂肪が燃焼しやすいと言う理由で行っている人もいるかもしれませんがおススメはしません。
朝起きて朝食も食べずに運動を行うと運動を効果的にできませんしとても危険だからです。
朝は前日の夕食から何も食べていない状態ですので空腹状態になっています。
血糖値が低い状態なのでエネルギー源である糖質が不足しています。
運動はエネルギーを多く必要になるのでエネルギーが不足している状態で運動をするべきではありません。
エネルギーが少ない状態での運動は、低血糖やめまい、貧血を起こす場合があり非常に危険です。
運動前は、エネルギー源を補給する必要があります。
基本はバランス良くですが、運動前は糖質を中心に摂取すると良いです。
空腹状態であれば必ず何か口にしてから運動をするようにしましょう。
朝起きて直ぐに運動をするなら消化が良くて直ぐエネルギーになりやすい物を食べると良いです。
例えば、バナナや果汁ジュースなどが良いかと思います。
エネルギー源である糖質を多く含み吸収の早い食べ物を選ぶのがポイントです。
また、朝は身体の水分が足りていない状態になっていることが多いです。
一般的に人は寝ている時にコップ一杯の汗をかくと言われています。
水分が足りていない状態で運動をすると脱水症状はもちろん血栓ができて脳卒中を引き起こすこともあります。
特に前日にお酒を飲んでいたりすると脱水症状がさらに進みとても危険です。
水分を十分に摂ってから運動をすることも大切です。
時間があれば朝食を食べてから運動をするのがベストかと思います。
空腹状態であれば、しっかりと食事をしてから行うのが一番良いです。
朝起きて時間があるなら朝食をしっかりと食べてから運動をするようにしましょう。
五大栄養素である炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取することが大切です。
主食、主菜、副菜を揃えると比較的バランスが良くなりますので1食にこれらを揃えてみましょう。
プラスして乳製品と果物を入れると栄養フルコース型と言われる食事になりますので、意識してみると良いです。
空腹状態では、エネルギー源である糖質が不足しています。
この状態では、糖質が少ないので体脂肪が燃焼しやすい状態でもあります。
ダイエットをしたい人にとっては、体脂肪が燃えるなら良いと思うかもしれませんが、先ほど申しました通り空腹状態での運動はとても危険です。
運動中の危険が増してしまうので空腹状態で運動はしてはいけません。
それだけでなく空腹状態では、集中力もなくなってしまうので運動の質自体が落ちてしまいます。
つまり効果的に運動を行うことができなくなってしまいます。
効果的に運動を行えなくなると運動による消費カロリーも少なくなります。
効率が悪くなるのではないでしょうか。
筋肉が分解
さらに糖質が少ない空腹状態では、脂肪だけでなく筋肉も分解されてしまいます。
糖質が少ないと身体は、筋肉を分解して糖質を作り出します。これを糖新生と言います。
糖新生とは、糖質以外から糖質を合成することでその材料は主にアミノ酸になります。
筋肉をアミノ酸に分解して糖質を合成するのです。
空腹状態で運動をすれば、筋肉の分解も進み、結果的に太りやすい身体になってしまいます。
筋肉はエネルギーを燃やす焼却炉ですので筋肉を減らしてはいけません。
都合よく脂肪だけ燃えるわけではないので空腹状態で運動をしても良いことは全くないと言えます。
運動は十分なエネルギーを確保してから行うようにしましょう。