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神奈川県横浜市旭区

アルコールのスポーツへの影響、パフォーマンスを低下させる

飲み会

大量の飲酒を長期間続けていると肝硬変、ガン、アルコール依存症などになることはよく知られています。
では、スポーツへのアルコールの影響はどうなのでしょうか。
スポーツをする方なら是非知っておくと良いと思います。
ACSM(アメリカスポーツ医学会)は、「アルコール摂取は運動時の代謝、生理的反応に対するプラスの効果はほとんど、あるいは、まったくないという立場をとっている」と言っています。
ですが、アルコールには、わずかながら効用があるかもしれないという報告もされているようです。

スポーツへの影響

遊離テストステロン(男性ホルモン)量増加

アルコールを飲むと、一時的にテストステロン量が増加するようです。
しかし、アルコール摂取によるテストステロンの増加は、筋肉を成長させる刺激には繋がらないとされています。

グリコーゲンの取り込みの増加

運動後の炭水化物、タンパク質摂取時に少量のアルコールを摂ると、グリコーゲンの再貯蔵が進む可能性があると報告されています。

スポーツパフォーマンスの低下

アルコールを飲むと、反応時間の遅れ、バランス能力、脳の情報処理能力、運動スキルなどの低下が起こります。
気温が低い時には、アルコールを飲んでいると長時間の運動時の体温調節能力が低下する恐れがあります。
アルコールには利尿作用があるので、気温が高い時には運動時の脱水に繋がりやすくもなります。
また、翌日のパフォーマンス低下に繋がります。
運動を終えた後に大量のアルコールを摂ると、その14時間後までパフォーマンスに影響が残る恐れがあります。

タンパク質合成の抑制

アルコールの飲み過ぎは、タンパク質の合成抑制、ホルモンへの影響によりトレーニングからの回復能力の低下に繋がる恐れがあります。
また、アルコール依存症の方は筋力が極めて弱いという特徴があります。
急性アルコール筋症(ミオパチー)、慢性アルコール筋症

スポーツにアルコールは良くない

様々な理由によりアルコールは、グリコーゲンの貯蔵を増やす可能性がありますが(少量)基本的にスポーツには良くありません。
特にタンパク質の合成抑制は、スポーツをする方に限らず一般の方にも大きなマイナス要因です。
アルコールは身体に悪いと言われる一方、少量のアルコールであれば、コレステロール値の減少や心臓疾患のリスク低下に繋がると言われていました。
ですが、これは現在では間違いだと言うことが分かり少量のアルコールでも身体に良くないようです。
アルコールは、一切飲まない方が身体にとっては良いです。
1日の目安は、個人個人で異なるので一概には言えませんが、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合、缶チューハイなら1.5缶程度を目安にして、休肝日も週に1~2日は設けるようにしアルコールと上手に付き合っていきましょう。
休肝日は、連続ではなく間隔よく取る方が良いです。



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