【目的別】筋力トレーニングと有酸素運動、どちらを優先すべき?効率的な組み合わせ方も解説

腕立て伏せ女性 フィットネス

健康維持や理想の身体作りを目指す上で、「筋力トレーニング(無酸素運動)」と「有酸素運動(ウォーキングやランニングなど)」のどちらを優先すべきか悩む方は多いかもしれません。

結論から言うと、目的や現在の身体の状態によって優先順位は変わります
効率良く目標を達成するためにも、まずはご自身の目的を明確にし、身体の状態を把握することが重要です。

目的別!運動の優先順位と組み合わせの基本

有酸素運動も筋力トレーニングも両方行うのが理想ですが、時間がない場合は以下を参考に優先順位を決めましょう。

目的優先すべき運動組み合わせのポイント
体脂肪を減らしたい(ダイエット)筋力トレーニングをメインに筋トレで代謝を高め、その後の有酸素運動で脂肪燃焼を促進するのが効果的です(筋トレ 有酸素運動の順番)。
筋肉をつけ、ボディラインを改善したい筋力トレーニングをメインに筋力トレーニングに最も時間を割き、有酸素運動は短時間または別日に設定しましょう。
健康維持・体力向上両方をバランス良くどちらか一方に偏らず、無理なく継続できる時間配分で組み合わせましょう。

身体の状態をチェック!効率アップのためのアドバイス

まずは体組成計などで体脂肪率や筋肉量を把握し、ご自身の身体の状態を確認してみると良いです。(数値はあくまで目安です)

1. 筋肉量が少ない方

最優先は筋力トレーニングです。
筋肉量が少ないと、代謝が悪く脂肪が燃えにくい状態にあります。
また、基礎筋力がないと有酸素運動中に怪我をするリスクも高まります。
まずは筋肉をつけ、代謝の良い身体を作ることが効率的な運動の第一歩になります。

2. 筋肉量が多く体脂肪も高い方

有酸素運動をメインにしつつ、筋力トレーニングも取り入れると良いです。
運動中に体脂肪を燃焼させるには基本的に有酸素運動が有効になりますが、筋力トレーニングは運動後の代謝向上が長時間持続するため、より効果的に体脂肪を減らすことができます。

時間・頻度別の効果的な組み合わせ例

トレーニングに割ける時間や頻度によっても、効果的な運動の配分が変わります。

トレーニング時間組み合わせの提案
30分しか取れない筋力トレーニングに集中
60分取れる筋力トレーニング30分 有酸素運動30分
週に1回しか運動できない筋力トレーニングを集中して行う
運動の頻度組み合わせの提案
週に2〜5回週1〜2回は筋力トレーニング、残りの日は有酸素運動を中心に

【重要】有酸素運動の注意点

有酸素運動は、カロリー消費を促し体脂肪燃焼に役立ちますが、やり過ぎると筋肉が分解されやすくなったりして、かえって太りやすい体質になる(リバウンドしやすくなる)リスクもあります。
一般的に行う程度なら問題はないですが、長時間・高強度の有酸素運動を毎日行う場合は注意が必要です。

まとめ

理想の身体作りには、無酸素運動(筋力トレーニング)と有酸素運動を組み合わせることが一番良いです。
目的と身体の状態に合わせて、筋力トレーニングを賢く優先し、効率的に目標達成を目指しましょう。

この記事の監修者・執筆者
パーソナルトレーナー
和泉 大樹(イズミ ダイキ)

2012年から横浜市を中心に個人で訪問型の出張パーソナルトレーナーとして活動しています。トレーニングだけでなく、ストレッチに整体、食事や生活習慣のアドバイスもしています。

~保有資格~
・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー)
・JATI-ATI (日本トレーニング指導者協会認定 トレーニング指導者)
・スポーツプログラマー(日本スポーツ協会認定)
・ACCA公認 アスレティックコンディショニングコーチ アドバンス
・YMCメディカルトレーナーズスクール 整体療術科 卒業
・健康管理士上級指導員(日本成人病予防協会認定)
・ヘルスケアアドバイザー(日本チェーンドラッグストア協会認定)
etc.

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