鼻や口元を触るのは「秘密」のサイン? しぐさから読み解く心理
何気ない会話中に、頻繁に鼻や口元に手をあてる人を見たことはありませんか?
このしぐさが最初から習慣化されているのではなく、ある特定の瞬間にふと手が動いているとしたら、そこには隠された心理が潜んでいる可能性があります。
例えば、真剣な話題を話しているにもかかわらず、手で口元を覆う人がいます。
これは、重要な話の最中には相手に対して失礼にあたる行為かもしれませんが、それを無意識にやってしまうのには明確な理由があるのです。
その理由こそ、「嘘をつく時や心に葛藤が生じた時に、表情の変化や言葉を悟られたくない」という心理が働くからです。
心理学的には、人は嘘をつくなどして心にストレスや緊張が生じると、その影響で鼻の組織に血流が変化するなど、一時的にストレス状態になると考えられています。
なので、無意識に鼻や口元に手を当てて触ったり、覆ったりする行動は、多くの人に見られる「隠し事」や「嘘」を知らせるしぐさなのです。
もし会話の途中で相手が顔の周囲をいじるような仕草を始めたら、その後の話は嘘をついている、あるいは重要な何かを隠している可能性があるかもしれないので、注意深く話を聞いた方が良いかもしれません。
「ポーカーフェイス」の裏をかく!顔から遠い部位にこそ本音が出る心理
人の心理の多くは、目の動きや口角の上がり方といった表情から読み解くことができます。
これに対し、顔から心理を読み解かせないための技術が「ポーカーフェイス」であり、基本は無表情でいることです。
表情が変わらなければ、顔から相手の心理を読み解くことはできなくなります。
しかし、無表情でも相手の心理を読み解くことは十分に可能です。
なぜなら、人の心理は表情以外にも、身体の様々なしぐさとして表れるからです。
心理学的な知見では、顔から離れた部位ほど嘘をつくのが難しくなるとされています。
特に、表情に細心の注意を払って演技をしている人ほど、身体の動き、特に末端にまで意識が向かなくなり、無意識の本音が漏れてしまいます。
そんな身体の中でも、相手の嘘や本音を読み解くために最も注目すべきなのが、顔から一番遠くにある「足」です。
足の動きで相手の「興味」と「拒否」がわかる
足の動きは、相手の興味や感情を驚くほど正直に示します。
例えば、足先が向いている方向から、相手が今話している会話に興味があるかどうかが分かります。
話の内容に興味や関心がなければ、相手の足先は無意識に会話相手とは違う、よそを向くようになります。
足先だけ他の方向を向いている場合は、会話に興味がなく、早くこの場を終わらせたい、あるいは別の場所へ行きたいと思っている可能性があります。
また、イライラしていたり、話に納得がいかないといったネガティブな感情を抱えていると、足が軽く揺れるようにもなります。
他には、相手に対して警戒心を持っていると足を組み、緊張すると足を揃えて座り直すといったようなしぐさが出やすいです。
相手の表情から心理を読み取れなくても、身体から離れた部分には隠された気持ちが正直に出るものです。
相手の足を見るという簡単な方法になるので、色々な人の足の動きのパターンを観察してみると、今まで見えなかった本音が読み解けるようになるかもしれません。

