【小松菜の保存術】冷凍で栄養・食感をWキープ!生のまま冷凍が断然おすすめな理由と簡単レシピ

小松菜 栄養・食事

小松菜は栄養豊富!でも日持ちしにくいのが悩み…

小松菜は、緑黄色野菜の中でも特に栄養価が高く、「βカロテン」「ビタミンC」「鉄」「カルシウム」などが豊富に含まれています。
特にカルシウムや鉄分は、ホウレン草よりも多く含まれており、積極的に摂りたい野菜です。

ですが、葉物野菜である小松菜は、収穫後すぐに水分が蒸発しやすく、冷蔵保存でも鮮度と栄養を保てる期間は2~3日程度と短いです。
しなびる前に使い切れないという経験がある方も多いのではないでしょうか。

そこで注目したいのが、小松菜の「冷凍保存」です。

なぜ冷凍がおすすめ?栄養も食感も良くなる秘密

小松菜の保存に冷凍がおすすめなのには、次の3つの大きな理由があります。

1. ビタミンCの流出を防ぎ、栄養をしっかりキープ!

小松菜に含まれるビタミンCは水溶性で、茹でたり水にさらしたりすると流れ出てしまいます。
事実、茹でた小松菜は、生の状態と比べてビタミンCが半減してしまうとも言われています。

生のまま冷凍することで、この水溶性ビタミンの流出を最小限に抑え、栄養価を効率よく保つことができます。

2. 食感が柔らかくなり、食べやすさがアップ!

冷凍することで小松菜の細胞壁が壊れ、解凍時に水分が抜けるため、生のままの状態よりも柔らかく、食べやすい食感になります。
アクが少ない小松菜ですが、茎の硬さが気になり生で食べるのをためらっていた方にもおすすめです。

特に、冷凍後に凍ったまま調理すれば、茹でる手間なく手軽に使えるメリットもあります。

3. 圧倒的な保存期間の延長!

冷蔵保存では2~3日しか持たない小松菜も、冷凍保存することで2~3週間から約1ヶ月程度まで日持ちさせることができます。
これで、慌てて使い切る必要がなくなり、いつでも手軽に小松菜を使えるようになります。

小松菜の簡単「生冷凍」保存方法と調理のコツ

小松菜の栄養と食感を最大限に活かすには、生のまま冷凍するのが最もおすすめです。

【冷凍方法】水気をしっかり拭き取ってそのまま冷凍庫へ!

  1. 水洗いして水気を切る
    小松菜を軽く水洗いし、キッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭き取ります。
    水気が残っていると霜がつき、冷凍焼けの原因になります。
  2. 食べやすい大きさにカット
    根元を切り落とし、3~4cm程度の使いやすい長さにカットします。
  3. 保存袋に入れて冷凍
    冷凍用保存袋に入れ、できるだけ空気を抜いて密封します。
    金属製のトレーに乗せて急速冷凍すると、さらに品質を保てます。

【調理・解凍のコツ】水を使わず「凍ったまま」調理!

水やお湯で解凍すると、せっかく守ったビタミンが流出してしまいます。

  • 汁物、炒め物、煮びたしなど
    凍ったまま鍋やフライパンに入れ、加熱調理しましょう。
  • おひたし、和え物など
    冷蔵庫に移して自然解凍するか、常温で自然解凍するのがおすすめです。
  • 効率よく栄養を摂るレシピ
    おひたしやごま油と塩で和えるナムルなど、調理時間が少ない食べ方なら、より効率よく栄養を摂取できます。

冷蔵保存したい場合のポイント(2~3日で食べきる場合)

すぐに使い切る場合は冷蔵保存も可能です。
鮮度を保つポイントは、「乾燥を防ぐこと」と「立てて保存すること」です。

  1. 軽く濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で小松菜を包みます。
  2. ビニール袋に入れ、畑で育っていた時と同じように根を下にして立てて、冷蔵庫の野菜室で保存します。

この方法で2~3日以内に食べきるようにしましょう。

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