40代を迎え、「少し動くだけで息切れする」「以前より疲れが取れにくい」と感じていませんか?
それは気のせいではなく、加齢に伴う筋肉量が低下が原因かもしれません。
疲れやすいと感じているのであれば、是非運動を始めてみませんか?
激しいトレーニングをする必要はありません。
日常のちょっとした習慣を変えるだけで、40代からでも体力は確実に取り戻すことができます。
本記事では、忙しい40代の方が無理なく実践できる「疲れにくい身体」を作るための3つのステップを解説していきたいと思いますので、参考にしてみてください。
1. まずは「土台」を作る!日常生活で体力を底上げする習慣
40代の体力づくりで最も大切なのは、「継続できること」です。
ジムに通う時間がない、ハードな運動は億劫、という方でも実践できる「日常の運動」から始めてみましょう。
📌 体力底上げのポイント
| 習慣 | 実践方法 | 目的 |
| ウォーキング | 1日20分〜30分。 通勤時の「一駅分歩く」でもOK。 背筋を伸ばし、大股で歩くことを意識。 | 心肺機能の向上と血流改善。 生活習慣病の予防。 |
| 階段の利用 | エレベーターやエスカレーターを使わず、積極的に階段を利用。 下半身の筋肉を刺激。 | 体力や基礎代謝の維持・向上。 |
| ながら筋トレ | 歯磨き中やデスクワークの合間に、椅子スクワットやかかと上げ(カーフレイズ)を数回行う。 | 加齢によって衰えやすい下半身の筋肉維持。 |
いきなり激しい運動をしてしまうと、かえって怪我や疲労の原因になります。
最初は「気持ちいい」と感じる程度の負荷から始め、「無理なく、長く続ける」ことを優先しましょう。
2. 効率を追求!体力の源「筋肉」を支える食事の秘訣
体力をつけるには、運動と同じくらい「何を食べるか」が重要です。
特に40代以降は、筋肉の材料となる栄養素を意識的に摂取しないと、せっかくの運動効果が半減してしまいます。
🥩 意識したい栄養素と食品
- タンパク質(筋肉の材料)
- 食品例: 鶏むね肉、卵、魚(特に青魚)、大豆製品(納豆、豆腐)、ヨーグルト
- ポイント: 毎食、手のひらサイズのタンパク質を意識して摂りましょう。
- ビタミンB群(エネルギー代謝をサポート)
- 食品例: 豚肉、玄米、レバー
- ポイント: 疲労回復に直結する栄養素です。
- 鉄分(酸素運搬をサポート)
- 食品例: ほうれん草、赤身肉、レバー
- ポイント: 体力低下や疲れやすさの原因となる貧血予防に重要です。
特に忙しい朝は、卵やヨーグルトなど手軽な食品でタンパク質を補給し、エネルギー切れを起こさないようにしましょう。
3. 疲労を「翌日に持ち越さない」ための睡眠と休養術
どんなに運動や食事に気を配っても、疲労が回復しなければ体力はつきません。
40代の体力づくりは、「いかに疲れにくい身体を作るか」にかかっています。
🌙 睡眠の「質」を高める工夫
疲労回復は、主に睡眠中に行われます。
ただ長く寝るだけでなく、「質」を高めることも重要です。
- 就寝前の光を避ける
寝る1時間前からは、スマートフォンやPCを見るのを避けましょう。 - 軽いストレッチを取り入れる
就寝前に股関節や肩甲骨周りを軽く伸ばすストレッチは、副交感神経を優位にし、スムーズな入眠を促します。 - 入浴で体温を調整
就寝の1〜2時間前に、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって体の深部体温を上げると、ベッドに入る頃に体温が下がり、自然な眠気が訪れます。
4. 40代の体力を維持する「ながら筋トレ」3選
忙しい方に特におススメしたいのが、場所を選ばず、スキマ時間でできる体幹・下半身の筋力トレーニングです。
🏋️♂️ おススメの筋力トレーニング
| 種目 | 鍛えられる部位 | やり方(目安) |
| 椅子スクワット | 太もも、お尻(下半身の土台) | 椅子に浅く座り、立ち上がる動作を繰り返す。(10~15回×3セット/週2~3回) |
| プランク | 体幹(姿勢改善、腰痛予防) | 肘とつま先で体を支え、頭からかかとまで一直線に保つ。(10~30秒キープ×3セット) |
| かかと上げ | ふくらはぎ | どこかに捕まり、かかとを上げ下げする。(10~20回×3セット) |
これらのトレーニングは、姿勢を意識し、ゆっくりとした呼吸をしながら行うようにしましょう。
回数やセット数は、あくまで目安になります。
余裕があれば、徐々に増やしていき運動のレベルも上げて行けるとより効果的です。
💡 まとめ|今日からできる「最初の1歩」を踏み出そう
40代からの体力づくりは、特別なことではなく、日々の小さな習慣の積み重ねが大事です。
- 【運動】 まずは「一駅歩く」「階段を使う」など、日常に運動を組み込む。
- 【食事】 毎食、手のひらサイズのタンパク質を意識して摂る。
- 【生活】 就寝前のスマホを避け、睡眠の質を最優先する。
すべてを完璧にする必要はありません。
今日から、この中で「一番簡単で続けやすい」と感じたこと一つから始めてみませんか?
小さな変化が、3ヶ月後の大きな体力アップにきっと繋がると思います。

