健康な身体作りの基本:運動・栄養・休養

万歳する女性 健康

健康で若々しい身体を築き、維持していくためには、運動栄養、そして休養という3つの柱が重要です。
これらは互いに深く関連し、どれか一つでも欠けると身体のバランスは崩れてしまいます。
日々の生活でこの3つの要素を意識し、バランス良く取り入れることが、充実した毎日を送るための鍵となります。


運動|細胞を活性化し、身体を内側から若返らせる

適度な運動は、身体の各機能を高め、健康を維持する上で欠かせません。
まず、運動によって血行が促進され、全身の細胞に酸素や栄養が行き渡りやすくなります。
これにより細胞が活性化し、新陳代謝が向上します。
さらに、運動は心臓や肺などの循環器系にも良い影響を与え、高血圧や糖尿病、脂質異常症といった現代人に多い生活習慣病の予防にも繋がります。

また、運動は「若返りホルモン」とも呼ばれる成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンは、タンパク質の合成を促し、脂肪燃焼に働きかけ、筋肉や骨、肌、髪の毛、爪など、私たちの身体を構成する様々な組織の合成を助ける重要な役割を担っています。
思春期をピークに分泌量は年々低下しますが、運動を継続することでその分泌を維持し、老化を遅らせる効果も期待できます。

また、成長ホルモンには脂肪を燃焼させる働きもあるため、体脂肪を減らし、引き締まった身体を作る上でも大きな味方となります。
運動不足は、筋力の低下だけでなく、肩こりや腰痛、関節の痛みなど、様々な身体の不調を引き起こします。
さらに、肥満や糖尿病などの生活習慣病の原因にもなり、将来的に介護が必要になるリスクを高める「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の予防には、運動しかありません。
健康で自立した生活を長く送るためにも、日々の運動習慣は必要不可欠です。


栄養|身体を構築し、機能を高める燃料

私たちの身体は、毎日の食事から摂取する栄養素によって作られていると言って過言ではありません。
そのため、身体の機能を正常に保ち、パフォーマンスを最大限に引き出すためには、バランスの取れた栄養摂取が極めて重要です。
栄養素が不足すると、ホルモン分泌の低下、疲労感、だるさ、肌荒れなどの不調が現れやすくなります。

一方で、過剰に摂取すると、肥満や高血圧症など、健康を損なう原因にもなり得ます。
タンパク質、脂質、炭水化物の三大栄養素に加え、ビタミンやミネラルなど、それぞれの栄養素は互いに協力し合って身体の機能を支えています。
偏った食事ではなく、様々な食品を組み合わせて適量を摂ることで、栄養素が最大限にその力を発揮し、健康的な身体を維持することができます。


休養|心身をリセットし、回復と成長を促す

健康な身体を維持するためには、運動や栄養と並んで、休養も同じくらい大切です。
休養とは単に身体を休めるだけでなく、心もリラックスさせ、回復を促す時間のことです。

中でも睡眠は、一日の疲労を回復させる上で最も重要な役割を担っています。
現代人は忙しく、睡眠不足に陥りがちですが、人によって必要な時間は異なるものの、質の良い睡眠を確保することが、翌日のパフォーマンスを左右します。

また、休養は睡眠だけではありません。デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、特定の筋肉に負担がかかり、血行が悪くなってしまいます。
ストレッチやマッサージで筋肉をほぐし、身体をリセットすることは、様々な不調の予防に繋がります。

さらに、ストレスを抱え続けると、自律神経のうち活動モードである交感神経が常に優位な状態となり、心身に様々な悪影響を及ぼします。
入浴で身体を温めたり、趣味の時間を楽しむなど、意識的にリラックスする時間を作り、副交感神経を優位に働かせることで、心身のバランスを整えることができます。
入浴やマッサージで身体を温め、ほぐしてから眠りにつくことで、睡眠の質が高まり、朝の目覚めもより爽快になります。

この記事の監修者・執筆者
パーソナルトレーナー
和泉 大樹(イズミ ダイキ)

2012年から横浜市を中心に個人で訪問型の出張パーソナルトレーナーとして活動しています。トレーニングだけでなく、ストレッチに整体、食事や生活習慣のアドバイスもしています。

~保有資格~
・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー)
・JATI-ATI (日本トレーニング指導者協会認定 トレーニング指導者)
・スポーツプログラマー(日本スポーツ協会認定)
・ACCA公認 アスレティックコンディショニングコーチ アドバンス
・YMCメディカルトレーナーズスクール 整体療術科 卒業
・健康管理士上級指導員(日本成人病予防協会認定)
・ヘルスケアアドバイザー(日本チェーンドラッグストア協会認定)
etc.

和泉 大樹(イズミ ダイキ)さんをフォローする
スポンサーリンク
健康
シェアする
和泉 大樹(イズミ ダイキ)さんをフォローする
タイトルとURLをコピーしました