【もう悩まない!】ガチガチの肩こりを根本から解消する効果的なストレッチ10選

肩ストレッチ 肩こり

ガチガチの肩こりに悩んでいませんか?

デスクワークやスマートフォンの使用が増えた現代、肩こりは国民病とも言えるほど多くの方が抱える悩みです。
単なる「だるさ」と放置していると、頭痛や集中力低下など、日常生活に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

肩こりの原因が肩以外のこともありますが、本記事では「肩甲骨周りの筋肉の硬さ」にアプローチし、血流を改善して根本から症状を和らげる、効果的なストレッチを10種類ご紹介します。
すべて簡単にできて、デスクワークの合間や寝る前など、いつでも取り組めます。
この記事を読んで、今日から実践し、「軽い肩」「快適な毎日」を取り戻していきましょう。


なぜ肩こりは起こる?主な原因は「肩甲骨」の動きの悪さ!

慢性的な肩こりは、首から肩、背中にかけての筋肉が緊張し、血行が悪くなることで起こります。重要なのが、肩甲骨の動きです。

  • 姿勢の悪さ(猫背・巻き肩・ストレートネック)
    長時間同じ姿勢でいると、肩甲骨周りの筋肉(僧帽筋、菱形筋、肩甲挙筋など)が凝り固まり、動きが悪くなります。
  • 血行不良
    筋肉が硬くなると血管が圧迫され、酸素や栄養が行き渡りにくくなり、代謝産物が溜まって痛みを引き起こします。
  • 目の疲れ・ストレス
    これらも無意識に首や肩に力を入れ、緊張を高める原因になります。

肩こりを解消するには、「肩甲骨」を意識して大きく動かし、周りの筋肉をほぐすことが効果的です。


【即効性あり!】肩こり解消におすすめのストレッチ10選

ここでは、肩甲骨の動きをスムーズにし、凝り固まった筋肉をゆるめるストレッチを目的別に紹介します。

【基本】まずやるべき肩甲骨ほぐしストレッチ

1. 肩の上げ下げ(リラックス効果大)

  • 目的
    緊張した肩の筋肉を一気にゆるめ、血行を促進します。
  • 方法
    1. 両腕をだらりと下げ、息を吸いながら肩を耳に近づけるように、ギューッと持ち上げます。
    2. 3秒キープした後、「ハッ」と息を吐きながら一気にストンと肩を落とします。
    3. 10回繰り返します。

2. 肘で大きく円を描く肩回し(肩甲骨全体を動かす)

  • 目的
    肩甲骨を大きく動かし、可動域を広げます。
  • 方法
    1. 椅子に座り、指先を軽く肩につけます。
    2. 両肘を胸の前で合わせ、息を吸いながら頭の上までゆっくり引き上げます。
    3. 息を吐きながら、両肘を背中で合わせるように大きく後ろに回し、ゆっくり下ろします。
    4. 前回し、後ろ回しをそれぞれ5~10回繰り返します。

【デスクワークの合間に】座ったままできるストレッチ

3. 首倒しストレッチ(首筋の緊張を緩和)

  • 目的
    首の後ろから肩にかけて伸びる「肩甲挙筋」をほぐします。
  • 方法
    1. 背筋を伸ばして座ります。
    2. 右手を頭の上から回し、左耳のあたりに軽く添えます。
    3. 息を吐きながら、右手の重みを利用して頭をゆっくり右側に倒し、下を向きます。
      左肩は下げておきましょう。
    4. 心地よい伸びを感じたところで15~20秒キープ。反対側も同様に行います。

4. 菱形筋(りょうけいきん)ストレッチ

  • 目的
    肩甲骨を背骨に寄せる役割の筋肉をほぐし、猫背の改善にも効果的です。
  • 方法:
    1. 椅子に浅く座り、背筋を伸ばします。
    2. 両手のひらを上にして、脇を締めたまま前に伸ばします。
    3. 脇を締めたまま、肘を起点にしてゆっくりと両手を外側へ広げ、肩甲骨を背骨に寄せるイメージで力を入れます。
    4. 5秒キープし、ゆっくり戻します。10回×2~3セット行います。

【夜にじっくり】効果倍増のストレッチ

5. 胸を開くストレッチ(大胸筋を伸ばし、巻き肩を改善)

  • 目的
    肩を前に引っ張る「大胸筋」を伸ばし、猫背や巻き肩を改善します。
  • 方法
    1. 両手を後ろで組み、手のひらを返します。
    2. 息を吸いながら胸を張り、組んだ手をゆっくりと身体から離していきます。
    3. 胸と腕の付け根が心地よく伸びるのを感じながら20~30秒キープします。

6. 背中を丸めるストレッチ(背中の広がりを意識)

  • 目的
    背中の筋肉を伸ばし、肩甲骨を外側に広げます。
  • 方法:
    1. 椅子に座った状態で身体の前で両手を組みます。
    2. 息を吐きながら背中を丸め、組んだ手を前に突き出します。
    3. 肩甲骨と肩甲骨の間が気持ちよく広がるのを感じながら15~30秒キープします。

ストレッチの効果を高めるための3つのポイント

ストレッチの効果を最大限に引き出し、習慣化するためには、以下の点に注意しましょう。

ポイント詳細
1. 呼吸を止めない筋肉は息を吐くときに緩みやすくなります。
伸ばす時にゆっくり息を吐き、「気持ちいい」と感じる程度の力加減で行いましょう。
2. 反動をつけない反動をつけると筋肉を傷める原因になります。
ゆっくり、じっくり伸ばすことで深部の筋肉にアプローチできます。
3. 毎日続ける1日5~10分でも構いません。
朝起きた時や入浴後、寝る前など、生活リズムに合わせて習慣化することが予防・改善の鍵です。

まとめ|今日から始める「肩こりゼロ」習慣

つらい肩こりは、日々の小さな習慣で必ず改善できます。
特に、「肩甲骨」を意識したストレッチは、原因にアプローチできる方法です。

この記事で紹介したストレッチを、まずは1つからでも構いませんので、毎日実践してみてください。
デスクワークの合間に軽く行うだけでも、その日の夜の肩の軽さが変わってくるはずです。

この記事の監修者・執筆者
パーソナルトレーナー
和泉 大樹(イズミ ダイキ)

2012年から横浜市を中心に個人で訪問型の出張パーソナルトレーナーとして活動しています。トレーニングだけでなく、ストレッチに整体、食事や生活習慣のアドバイスもしています。

~保有資格~
・NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定 パーソナルフィットネストレーナー)
・JATI-ATI (日本トレーニング指導者協会認定 トレーニング指導者)
・スポーツプログラマー(日本スポーツ協会認定)
・ACCA公認 アスレティックコンディショニングコーチ アドバンス
・YMCメディカルトレーナーズスクール 整体療術科 卒業
・健康管理士上級指導員(日本成人病予防協会認定)
・ヘルスケアアドバイザー(日本チェーンドラッグストア協会認定)
etc.

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