インスリンによって体脂肪が合成されやすくなる
糖質制限(炭水化物制限)をすることで食後の血糖値の上昇を抑えることができインスリンの分泌を防ぎます。
インスリンは、血糖値が上昇すると分泌されて食事で摂取した栄養素を体内に取りこむ働きをします。
血液中の糖質が体内に取り込まれることで血糖値が下がっていきます。
この時、余分な糖質は脂肪細胞に蓄えられます。
インスリンは脂肪の蓄積と関係があるのでこのインスリンを極力分泌させないようにすれば
脂肪の蓄積が抑えることができます。
インスリンの一番の働きは、摂取した糖質をエネルギーとして利用することです。
そして、グリコーゲンの合成促進、中性脂肪の合成促進、タンパク質分解抑制、アミノ酸吸収促進があります。
水分が抜けるので糖質制限は体重が早く落ちる
ダイエットする場合、糖質制限とカロリー制限のどちらが早く体重を落とせるのか
色々とデータがありますが体重が早く落ちるのは、糖質制限のようです。
糖質を制限すると体重をかなり落とすことも可能なのは確かです。
これには実はちゃんとした理由があります。
糖質は、体内に吸収されるとグリコーゲンという形で筋肉や肝臓に貯蔵されています。
グリコーゲンを蓄えるのにグリコーゲンの3倍もの水分が必要になります。
糖質を制限していると体内のグリコーゲンの量が減りそれによりを体水分もなくなります。
なので1週間、糖質制限をするだけでも数キロ体重が落ちたりします。
ここで考えなければいけないことは、減ったのは体脂肪だけでなく体内のグリコーゲンと水分だと言うことです。
筋肉が分解が促進!リバウンドの原因に
糖質制限をして運動をしていなければ糖新生により筋肉も落ちている可能性があります。
糖新生とは糖質以外から糖質を作ることです。
体内の糖質が不足すると自分の筋肉をアミノ酸に分解して糖質を作り出します。
糖質は身体になくてはならない物で血糖値は常に一定に保たれているのです。
筋肉はエネルギーを燃やす焼却炉なので糖新生により筋肉が分解されて筋肉が減れば代謝も落ちてしまいます。
糖質制限で体重が落ちても食事を元に戻せばすぐ元に戻ってしまうことが考えられます。
もしくはそれ以上になることもありリバウンドの大きな原因となります。
糖質制限は、短期的に体重を落とすのであれば効果的だと思いますが、ダイエットの方法としてはおススメできません。
ダイエットを始めたらいつまでやるかとか期間設定ではなく一生しなくては体型は保てません。
糖質制限でやせたなら一生糖質を制限しなくてはいけなくなります。
そんな生活を一生するのは難しいのではないでしょうか。
それよりも好きな物を食べて体型を維持する方が良いと思います。
その為には食生活などの生活習慣を自分の出来るストレスのない範囲から少しずつ変えていくことです。
糖質(炭水化物)は、三大栄養素と言われ身体にとって必要な栄養素です。
栄養素は全てが影響して合って働いているので制限などしても身体に良い事はありません。
長期的な糖質制限食は、心筋梗塞などのリスクが高くなるとも言われています。
ダイエットは、糖質制限、炭水化物抜きダイエットや置き換えダイエットではなく
栄養バランスを考えて賢く食べることが重要です。
栄養バランスの良い食事は代謝を上げてくれるので太くりにくくなります。
もちろん食べすぎはいけませんので注意が必要です。