体脂肪率を測定すると1日でも数%変化する
体組成計で測定する体脂肪率は、測定するごとに数値が変化します。
これは体脂肪量が実際に変化したのではなく測定の仕方に問題があります。
一般的に体脂肪率の測定方法は、微弱な電気を身体に流して電気抵抗で推定で算出しています。
この方法はインピーダンス法と言う方法です。
身体の電気抵抗は、1日の中でも大きく変わるので測定すると1日の中でも数%変わったりもします。
実際は1日で体脂肪率が数%変化する事はありません。変わったのは身体の電気抵抗です。
身体の電気抵抗が変わる要因としては、体水分量、筋肉量、体脂肪量が関係しています。
体水分や筋肉 → 電気を流す
体脂肪 → 電気を流さない
体内のこれらの割合によって電気抵抗は常に変化しています。
この中で1日の中で大きく変化するのは、体水分量です。筋肉量や体脂肪量は、大きく変化はしません。
身体の体水分量の変化によって測定する体脂肪率も変わってしまいます。
その他にも体温によっても変化します。体温が高い方が電気が流れやすくなるので体脂肪率は低めに出ます。
低い数値を見たいのであればお風呂上がりが低く出やすいです。
また、座って測るとさらに低く出ます。逆に朝は高く出やすいです。
※実際の体脂肪量が変化したわけではありません。
測定した体脂肪率の数値はあくまで目安です。
比較をするなら1ヶ月後や2ヶ月後などで何回か測定し平均値で比較すると良いと思います。
誤差をなるべく減らす方法としては毎回同じ条件で測定すると誤差は少なくなりますが、あくまで参考程値です。
測定する時間帯はどうか
食事の前か後か
トイレに行く前か後か
お風呂に行く前か後か
など
体脂肪率の数値を比較するよりもいつも着る服装のフィット感の違いの方が正確です。