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健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

近視は眼軸長の伸びが原因!子供の近視増加

スマホを見る女性



子供の近視が急増

近年は小中学生の視力が落ちてきているそうです。
子供の近視が増えて深刻な社会問題になりつつあります。
スマホ老眼と言う言葉まであります。
近視を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
近視とは、入って来た光が網膜で合うピントが手まで合ってしまい、近くはよく見えて遠くがぼやけて見える状態のことです。
東京都内の小中学生の近視の割合を調べたある調査があります。
それによると小学生の約77%、中学生の約95%が近視だったそうです。
この調査では、専用の機械で目に光を当てて目の焦点の合う距離や眼球の変形など調べて焦点の合う距離を2メートル以内である人を近視としたそうです。
その中に焦点距離が17cmにも満たない強度の近視もいたようです。
ではなぜ近視になってしまうのでしょうか。

近視の原因は眼軸長の伸び

近視の原因はいくつか考えられるのですが、最近注目されているのが眼軸長の伸びによる単純近視です。
眼軸長とは眼球の長さのことでこれは成長につれて伸びていきます。
新生児の眼軸は短く遠視の状態で生まれてきます。
成長するにつれて少しずつ眼軸が伸びることで小学生になる頃に遠視はなくなります。
この時に眼球は丸い球のような形をした正視となります。生視とは自然に網膜に焦点がある状態のことです。
しかし、何らかの影響で成長期に眼球が伸びすぎてしまい網膜の手前にピントが合ってしまうことがあります。
原因は、よく分かっていないようですが、遺伝的要因と環境要因が考えられています。
環境要因としては、近くの物を見続けることが考えられます。
長時間近くの物を見続けていると近視が進行しやすくなることが分かっています。
近年では、スマートフォンなどのネットの普及により昔よりも近くを見る時間が増えたことが影響しているとされています。
また、ドライアイであると答えた小中学生が近視傾向にあることが分かり近視とドライアイが関係があると可能性も言われています。

近視の進行を遅らせるには?

女性の目元

定期的に目を休ませる

近くの物を見ると毛様体筋と言うピントを合わす筋肉が緊張します。
これが続くと筋肉が硬くなり目のピント調節機能が低下し近視が進行しやすくなります。
定期的に目を休ませることが大切です。
目安として1時間に10分程度の休憩を入れて目を休ませるようにしましょう。

遠くを見る

遠くを見ることで毛様体筋が緩み休ませることができます。
これは外に出るだけでも効果があります。

正しい姿勢

悪い姿勢で前かがみになってしまうとより至近距離になてしまい目の負担が増えてしまいます。
物を見る時は30cm以上離すようにしてみましょう。

規則正しい生活

睡眠不足や不規則な生活は、身体や目の疲れが取れにくくなってしまいます。
規則正しい生活を送るように心がけましょう

更新日:2020年(令和2年)5月6日