よくスポーツクラブに行くとトレーナーの方に
「筋力トレーニングで筋肉を鍛えて基礎代謝を上げましょう」と言われるかと思います。
パーソナルトレーニング専門ジムのトレーナーの方でもそのように言われるかもしれません。
筋力トレーニングをしても基礎代謝は、ほとんど上がらない
筋肉がある方が基礎代謝が高いのは事実です。
筋力トレーニングをして筋肉量が増えれば、基礎代謝が高くなるのも事実ではあるのですが
実際一般の方が少し筋力トレーニングをしても基礎代謝なんてほぼ上がりません。
数ヶ月一生懸命筋力トレーニングに励んでも基礎代謝自体は、ほとんど変わらないのではないでしょうか。
正確には基礎代謝が上がるほど筋肉をつけるのは難しいのです。
個人差はもちろんありますが、筋肉をつけることは容易なことではなくかなり大変です。
筋力トレーニングで筋肉を増やすのはとても大変なことです。
例えば2ヶ月間、筋力トレーニングに励んでもそんなに筋肉はつきませんので基礎代謝の向上もほとんど見込めません。
では筋力トレーニングはしなくて良いのでしょうか?
いいえ、もちろんした方が良いです。
少なくとも筋力の低下を防いでくれますので代謝の低下を防げます。
そして、運動後の代謝促進に効果的です。
また、見た目を良くしてキレイにやせるには筋力トレーニングが必要です。
筋力トレーニングをしないでダイエットをしてしまうと筋肉は減ってしまう可能性がとても高いです。
筋肉を増やすのは大変ですが、減らすのはとても簡単です。
やせても見た目を悪くしたくないと言う場合は、筋力トレーニングをしましょう。
筋力トレーニングは運動後の代謝促進に効果的
筋力トレーニングをした後は代謝がより促進されます。
これは運動後過剰酸素消費量(EPOC)と言って代謝が促進された状態が数時間続きます。
この状態は、脂肪が燃焼されやすい状態になっているのでダイエットに効果的です。
運動後過剰酸素消費量は、運動強度の高い運動をした方がより高くなります。
ダイエットと言うと有酸素運動を思い浮かべるかもしれませんが
一般的な有酸素運動は強度が低い運動になりますので運動後の代謝促進はそれほど高くはありません。
有酸素運動は、運動後ではなく運動中の脂肪燃焼に効果的で
運動後の代謝促進は強、度の高い筋力トレーニングをした方が効果的です。
普段使えていない筋肉を使えるようになり代謝アップ
筋力トレーニングをしても基礎代謝の向上はあまり期待できませんが、活動代謝をアップできます。
筋力トレーニングをすることで普段使えていない筋肉を使えるようになるので
普段と同じ日常生活を送ってもエネルギーを消費しやすくなります。
基礎代謝ではなく活動代謝が良くなり消費カロリーを増やせます。
ダイエットで筋力トレーニングをする理由は、
基礎代謝の向上の為よりも運動後の代謝促進と日常生活での消費カロリーを向上させる為に行うと考えましょう。
もちろん何年もしっかりと行い継続させれば、基礎代謝の向上も期待できます。
筋力トレーニングは、長く継続させることが大切です。