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健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

老化は、紫外線、活性酸素、糖化が主な原因と考えられる

老化イメージ


老化は遺伝子によって決定されているが、それ以外の要因もある

人に限らず生物は、成長して老化していきます。
老化すると身体の機能が衰えていき病気にも罹りやすくなります。
可能であるならいつまでも若い状態を保ちたいと誰もが思っていることではないでしょうか。
でも老化を完全に防ぐことは残念ながらできません。
老化のスピードには、個人差があり遺伝子によっても実は決定されています。
遺伝子を見ると老化が早い固体なのか遅い固体なのかが分かるそうです。
私たちの設計図である遺伝子に老化のプロセスが組み込まれているので、老化は自然の摂理とも言えます。
ですが、遺伝子以外にも外的要因も影響していると考えられています。
外的要因を気にすることで老化のスピードを遅らせることは可能だと思います。
では、遺伝子以外の老化の原因は一体何なのでしょうか。
老化の原因は様々考えられますが、主に紫外線、活性酸素、糖化が影響しています。

紫外線は老化を早める

多くの人が知っているかもしれませんが、紫外線は波長が強く遺伝子にダメージを与えます。
紫外線は、コラーゲンを変性させてしまうのでシミやシワの原因となります。
遺伝子自体にダメージを与えてしまうので老化の一番の原因は紫外線になるのかもしれません。
紫外線が当たる部位は、シミやシワができやすいですが、紫外線が当たらない部位は、シミやシワは少ないかと思います。
紫外線による老化は光老化と呼ばれています。
紫外線と言うと夏のイメージがあると思いますが、紫外線は一年中降り注いでいます。
紫外線の強さと温度は関係がありません。
夏が強いイメージがあるかもしれませんが、実は5月ごろから紫外線は強くなり夏とあまり変わらないとされています。
気になる人は、紫外線対策をすると良いかと思いますが、紫外線に当たるとビタミンDが作られますので適度に日光に当たるのは大事かと思います。

細胞を酸化させる活性酸素

活性酸素とは、酸化させる力が強い酸素です。
酸素は私たちが生きる為に必ず必要ですが、活性酸素は酸素から作られます。
私たちは普段無意識に呼吸をしていますが、呼吸で取り込んだ酸素の約2%程度が活性酸素になると言われています。
その他にも紫外線やタバコなども活性酸素の発生原因となります。
活性酸素は細胞と結びつきを酸化させて細胞を傷つけます。
例えば、鉄は時間が経過するにつれて錆びていきますが、これは空気中の酸素が鉄と結びついて酸化したことによって錆びたのです。
この現象は、私たちの身体の中でも起こっています。
日々私たちは活性酸素のダメージを受けていると言えますが、身体には活性酸素から身を守る機能が備わっています。
それがSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と言う酵素です。
SODは、とても強い抗酸化作用を持っていて体内の活性酸素を除去してくれます。
このSOD活性は、年齢と共に弱くなっていくので少しずつ老化していくと考えられます。
また、抗酸化物質は食事からも補うこともできます、
ビタミンC、ビタミンE、カロテノイドなどがあります。
これらを摂ると活性酸素を撃退してくれると考えられます。
また、活性酸素には強い殺菌作用もあるので完全に「悪」と言うわけでもありません。
なので抗酸化物質を摂り過ぎてしまうと身体に害も起こるので適切に摂取するようにしましょう。

糖化によって細胞の老化が促進

糖化とは、体内の糖質がタンパク質と結びつくことでタンパク質が変性してしまうことを言います。
糖質は、生きる為に必ず必要な物でゼロにはできませんので糖化を完全に避けることは不可能です。
糖化をなるべく防ぐには、血糖値が高い状態を長時間作らないようにすることです。
糖質の過剰摂取は、糖化を早めてしまうので過剰摂取に気を付けることが必要かと思います。
糖質は摂り過ぎてしまうと糖尿病や肥満などの生活習慣病に原因にもなるので健康面でも必要以上に摂らないようするのが大事です。
また、糖質以外の食べ物にも気を付ける必要もあります。
食べ物自体に糖化物質であるAGEが多く含まれているからです。
糖化が起こっている食べ物は、揚げ物などきつね色をした物です。
きつね色をした食べ物には、糖化が進んでいる状態なので糖化物質が多く含まれています。
普段から揚げ物などをたくさん食べている人は、より早く糖化を引き起こしてしまい老化を早めていると考えられます。
糖化を防ぐには、糖質の過剰摂取と揚げ物の食べ過ぎに気を付けると良いかと思います。

運動と睡眠で成長ホルモンを分泌させよう

伸びをする女性

加齢と共にホルモンの分泌量が低下していきます。
老化の原因には、ホルモンの分泌低下も関係しています。
特に成長ホルモンは、タンパク質の合成を促し脂肪の燃焼を促進してくれるホルモンです。
人の身体は、水分を除けばほぼタンパク質で構成されていますので、このホルモンの分泌が少なくなると老化を早めてしまうとも考えられます。
成長ホルモンは、思春期がピークでその後は分泌量が低下していきますが、分泌を促す刺激を与えることも可能です。
それは、運動です。
運動を定期的にしている人は、運動をしてない人に比べて成長ホルモンの分泌量が高い傾向にあります。
特に筋力トレーニングのような高強度の運動を行うと分泌を促すとされています。
筋力トレーニングをするとタンパク質の合成を促してくれるので、老化の予防にも役立つと考えられます。
また、成長ホルモンは睡眠中に最も多く分泌されます。
睡眠は、傷ついた細胞を修復し疲労を取る大切な時間です。
睡眠不足になってしまうとタンパク質の合成が妨げられてしまい健康も害してしまいます。
老化を遅らせるには、毎日十分な睡眠も取ることが大切です。